今日の瓢湖

低気圧接近で大荒れの空模様の中、
餌場付近で残留組10羽確認後(傷ついたオオハクも元気です)、奥を見ると8羽のコハクチョウの群れがいました。北帰行の途中立ち寄ったと思われます。成長2羽、幼鳥6羽の群れでした。
観察中、面白い出来事がありました。残留組の1羽が、その群れの傍まで泳いでいったかと思うと、8羽の群れを餌場付近に連れて来たのです。「こっちにおいで。もうすぐご飯が食べられるから。」と言ったかどうかはもちろん解りませんが、ゆっくりと餌場付近に到着しました。
しかし、卷かれた餌に食いつくのは残留組とカモたちばかり、8羽の群れは遠巻きに見ているだけでした。とうとう人間が与えた餌を食べることはありませんでした。
その後、残留組の一部の白鳥たちと挨拶を交わしたり、離れたり近づいたりしていました。8羽の群れは、早々に北帰行することと思います。残留組の飛べそうなのと一緒に行かないか興味津々です。白鳥たちのコミュニケーション能力をとても感じた時間でした。

<沖の方から餌場に近寄って来た8羽の群れ>

<遠巻きに他の鳥たちが食べるのを見ているところ>

<9羽写っているうち、右から2番目の残留組の1羽が8羽の群れを引き連れてきました。>